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2013年10月11日

会員企業訪問 成真寺 土屋利絵さん

成真寺
 
現在、29代目住職となる成真寺の土屋慶史さん、利絵さん夫妻を尋ねました。
 
成真寺は本堂300年、本尊は800年を数える由緒あるお寺。慶史さんは13才で得度し、住職になってから3年、現在は静岡県男女参画プロジェクトさくや姫プロジェクトにも参加しています。利絵さんは三島市議の他、ボランティア団体自然派ママの会などを主催している、「超改革派住職夫妻」です。
 
おもな仕事内容は:
慶史さん:東本願寺の職員もやっているのでそちらに行くこともありますが、普段は法事、葬儀、掃除や会計をしています。土日は法事でうまってしまい、全くないですね。
利絵さん:市議のほかに寺の職員として坊守(ぼうもり)という立場でもあります。

大変な点は:
慶史さん:小さいころから道を限られ、死と向き合う仕事ですので、そういった意味では精神的には大変な面もあります。また経営面では、自営でもあり、宗教法人でもあります。外から見ると税金がかからないなどといわれますが、個人所得税は払っていますし、お寺の6割は本業だけではやっていけないのが現実ですので、30代続くというのは結構大変です。
 
利絵さんが議員になられた経緯を教えてください:
利絵さん:二女が生まれたころから女性がお寺に集まるようになってきました。ワクチンや原発など立場がないと発言が通らないことから、その人たちに押されて出馬の意思を持つようになったんです。周囲の反対があったためその説得には苦労しましたが、その反動もあって頑張ることができました。今は家族の理解があって議員をやらせてもらってます。
 
議員活動のIT化について:
ネット選挙もはじまりますし、やらなきゃいけないと思っています。
 
YEG入会のきっかけは:
前田さんの選挙でYEGのメンバーにであったことがきっかけです。それまでは強い政治団体かなにかだとおもってました。(笑)「入会して勉強してごらん」と言われて、議員になったことを期に入会しました。今は議員と子供会や地区の役員、母親業とお寺の仕事がありYEGの活動はしにくくなっていますが、地域のために仕事とは別に、無償で活動できる場があるのは素晴らしいと思います。

成真寺の今後について:
浄土真宗は仏教の中でもオープンな宗派。境内で子供達にどんどん遊んで思い出を作ってほしいです。そうした遊びのなかで社会性を育てることになります。また、宗教的、営利的でなければ、寺子屋やコンサートなど、境内や本堂をお貸しすることもできますので、地域のコミュニティとして活用してください。
 
実はご主人、もともと漫画化志望でヤングマガジンで入選したこともある過去の持ち主。漫画家デビュー寸前に先代が倒れ、本格的に仏の道に入りました。今でも印刷物にイラストをいれたり、ITやネットにも明るいうえ、台所にも立つ新進気鋭で多才なお坊さんです。
一方、面にでる機会の多い利絵さんも5歳の息子さんから見れば「やさしいおかあさん」。ご主人の支えのもと、何足もわらじを履いて、頑張っていらっしゃいます。
3人のお子さんたちが全員お寺を継ぎたいと言っているほど、成真寺は愛と徳にあふれた、心鎮まる空間でした。
 
 

  


Posted by 三島商工会議所青年部 at 10:44Comments(0)会員企業訪問